力尽きて鍋作れず

帰宅してから夕飯に鍋を作ろうと思っていたのに、全然やる気がわかず冷凍食品に頼らせていただいた。

最近…朝晩寒くない…?朝方寒さで目が覚めてしまうので布団厚いの持ってきて冬のパジャマも出したのに寒い。

そんなこんなで寝不足である。寝不足だからヘトヘトなのかもしれない。

 

新作の小説を書き終えた。

Ace Weekに間に合わん…と呟いていた覚えがあるから、構想から一ヶ月くらい取り組んでいた…?書いていたのは二週間くらいだったんだけど、すごくエネルギーのいる取っ組み合いをしていた気がする。

今回の話(後は野となれヤクとなれ)はヒーロー組織に所属する江西と相棒の悪魔ヤクの話で、主人公(江西)はAceの男性。世界征服を望んだことがあり、ヤクとともに厄日にぶち当たる話です。性的な被害の描写を含むので読む際にはご注意ください。

主催している創作企画「厄との遭遇」参加作品です。このサイトのMAIN→小説から読めます。

 

なんとか書き終えることができてよかったと思っているが、とても不安です。どう読まれるかが不安だ…といろんなところでぼそぼそ言っているが、自分でもなんでこんなぐったりしているのかとびっくりしている。

元々、「世界征服組織を同時期に辞めてヒーロー組織に移った同僚の結婚式に出席した男の悲哀を書こうと思っているんだけど、なんかこういう話書いても大丈夫かな…」と9月27日に呟いていて、それがきっかけとなってネタを作り始め、Aceの登場人物を書きたいというのと、創作企画に沿った話にするにあたり、厄のキーワードで話を作るとなった結果、最終的に今の話になりました。最初の構想は一応ちゃんと入ってんだな…最初は結婚式場に悪の組織がやってきて…とか考えていたが式場めちゃくちゃにするのもアレか…と思い紆余曲折ありながらも今の展開に落ち着きました。

ってことは、最初のネタ作りから考えれば二ヶ月弱取りかかっていたのか…よう頑張りました…。

なんというか、いつもはこの好きポイントを入れて話作るぞ!みたいなのがあるんですが、今回の話はそういう感じでないので(まあ悪魔と人間の組み合わせって好きポイントは入っているが…。マジでこの話はヤクが良い…)、結構主人公の状況が悲惨だし、ラストは未来に希望がある感じでは終わるけど結構そこに至るまで江西は散々な目に遭うし…。

『アセクシュアルのすべて』の裏表紙にアセクシュアリティについての誤解や不適切なコメントといういろんな言葉が載っていますが、確かにこういうことを言われる状況ってのは容易に想像がつくし、性欲あるの?って聞かれがちじゃね?ってのは作中でも触れていますが、作中にAceのつらいあるある描写があるので、なんというか、そのつらさをクローズアップしすぎたかもしれない…と反省はしていて、なんかこう、脅かされずに生活している作品も書けたのではないか…と思ってはいるが、どうしても書きたかった自分もおり…。

書き終えたけどそういう点が心配だし、これは江西の話だが自分と近い面もあるので、揶揄されたら嫌だな…と思ってしまいます。この描写はどうなんだ等の批評は受け止めますが。

性欲云々の話は、私は正直本読む前まではアセクシュアルの人って他者に性的に惹かれないってのはわかるけど性欲がない人なのかなと思っていたので、性欲のあるなしじゃないってのはイメージしにくかったり気になる点だとは思うのだが、直接目の前の人に聞くか…!?とは思ってはいます。めちゃくちゃプライベートな話だし、聞く前に一旦調べてみよう!!とか相手が何かコメントするまで待とう!!とか知る方法はあるじゃん…。そして聞かれた方は聞かれても答えたくなければ答えなくていいし、『アセクシュアルのすべて』の非難されたら?のところで質問への対処のヒントが載っているのでそれを参考にしてもいいし…。

想像すると聞かれた側の労力がマジで多いんだな…と思いました。

カミングアウトって、今まで偽っていた自分をやっと打ち明けられました!みたいなイメージがありましたが、何もかもスッキリ!ではなく、めちゃくちゃ怖いし別にカミングアウトしたから楽ってわけでもないな…と思って…。なんというか、カミングアウトしたから終わりってわけじゃなく、全然戦い続いてるじゃん…みたいな…。

あとaroやaceの人に対してロボットみたいだねって言うあるあるがあるのって何なんだろうね…?TFが好きなのでロボットアニメ関連もたまに見るのですが、ロボットは感情豊かで人間とも友情結べるし同じロボの仲間同士仲良くなったりライバルになったりいがみあったりするし…というイメージがあるから、所謂感情が欠落している感じとか冷たいみたいなイメージがあんまりないんだよな…。

Aceの人物をどう描くかという点に関しても結構悩みました。Aceが映画やドラマなどのコンテンツに登場するのはまだまだ少ないのですが、ステレオタイプとして描いてしまっていないか心配というのと、そもそも少ないから数が増えないと批評難しいのでは…という問題とそれぞれあり…。

 

別にこの話に対して悪口のようなコメントは飛んでこないとは思うのだが、本当に不安だ…。でも、不安だと言いつつ、読んだよと反応がないのはそれはそれで残念に思う面もある…。

ありがたいことに読んだよとお言葉いただけているのでそれはとてもありがたいしホッとしています。ありがとうございます。

 

そういや作品のラストあたりにバームクーヘンに言及あるんですけど、あれはクラブハリエのバームクーヘンをイメージして書いてます。クラブハリエのバームクーヘンうまいよな。

あと作品書いてる時に(動物の)ヤクが写っている動画を見たりして、雪が積もる山岳地帯で荷物背負って歩けるヤクめっちゃすごいな…と思いました。